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2018/12/15 14:06
どの魚介類もそうですがナマコも昔は値段が高くなかったんです。
いつのまにか偉そうな値段になっちゃって・・
きっと安くても美味しい事にみんなが気づき、需要が増えたんでしょう。
「俵」に煮た形ということでお正月の「おせち」にも使われます。
これを機会にまだ食べたことがないという方もおせち料理に加えてはいかがでしょうか?
下ごしらえ
①なまこの両端を切り落とします。
頭の方を2センチ程度。
内臓を取り除く際に内臓が口に繋がっている為、切る幅が小さいと内臓が繋がったままになります。
様子を見ながら少しづつ頭を切り落としても結構です。
お尻の方は1センチ程でOK!
②なまこの腹側(柔らかい方)を頭から下まで切り開きます。
内臓(このわた・このこ)を取り出します。
内側に薄皮見たいな筋が有るのでそれを爪で取り除きます。
取らなくても問題はありません。
食感の問題です。さほど変わらないかな・・
③まな板にナマコを置き、軽く塩を振ります。
ナマコが入る位の小ぶりのざるを上から被せます。
ざるを上から押しつけながらグルグル水平に回し汚れを取ります。
水で汚れを落としお終い。
ナマコを切ってから塩・水で洗うのを見かけますがヤメましょう。
切断面を水で洗う必要はありません。
食材を切るとそこから水分が入り旨味も抜けます。
料理全般に言える鉄則です。
特に生食では絶対NG!
取り出した「このわた」は中のゴミをしごいて取り出します。
カラスミ・ウニと並ぶ日本三大珍味の一つです。
ナマコ酢に入れて食べましょう!
入ってたら、このこ(くちこ)ナマコ酢に入れて。
このこは卵巣なので扱き出さなくてもok!
ナマコ酢(説明するほどではありませんが)
①なまこを1センチ幅に切って三杯酢を掛けて食べます。
なまこの幅は歯と相談してください。
昔の人は二杯酢を好んで使っていましたが酸っぱいのが苦手な私は三杯酢!
ちなみに二杯酢とは酢1:醤油1を合わせた物。
三杯酢は酢1:醤油1:みりん1を合わせた物。
厳密には全て同量で合わせますがそのへんは好みで臨機応変にしましょう。
正月用変わりなます
①大根を1本おろし、ざるで水気を切ります。
普通の大根おろしより水気は多く切ってください。
②大根おろしに砂糖・酢と少量の醤油と塩で味を付けます。
③塩で殺した人参を加え刻んだ柚子も入れてます。
④薄くスライスしたナマコを加え混ぜ合わせて出来上がり。
いつもとは違うなますで正月を迎えてください。
良い正月!