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2021/01/20 01:19

    

牡蠣の吸物はお椀の底に牡蠣が1個だけ鎮座して汁も色がほとんど付いてないのが一般的。
子供の頃から食べていた牡蠣がゴロゴロ入っていた「醤油汁」は濃厚な牡蠣の旨味がタップリ。
汁も塩を使わず醤油で味付け。
牡蠣のエキスと醤油のバトル!

上品なお吸い物には無い濃厚な汁物です。

①牡蠣を大根おろしと一緒にザルで振り汚れを落とします。
 大根おろしが勿体無い、面倒だという人は少量の塩でもOK
※魚の身を洗う時もそうですが真水で洗うと身が水っぽくなるので塩水で洗います。
  皮がついている状態や内臓を洗う時は真水で良いです。
  ただ保健所等の推奨は真水で洗う事を奨めてますますが・・
②大根おろしもしくは塩で洗った牡蠣を真水で洗います。
③こんぶ・鰹節でとった出汁(もちろん本だしでもOK)に牡蠣を入れ沸騰する手前で弱火にし醤油で味付けします。
 吸物を作る時は塩で味を整え上がりしなに一滴ほどの醤油で香りづけしますがこれは塩は使いません。
④大きめに薄く切った豆腐と斜に切った大きめの長ネギを入れて火が通ったらできあがり。
 通常は吸物には使いませんが極々少量の味醂か甘(砂糖)を加えると角が取れてまろやかになります。
 好みです。ブラックが好きな珈琲通の人が砂糖をほんの少しだけ入れるのと同じ感覚ですね!

特別な材料は使ってませんが子供の頃に食べた「牡蠣の醤油汁」はこの歳になるまで他では出会った事がありません。
柚子も使わずワイルドな旨味たっぷりの汁物。
絶対オススメです。